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【ネタバレ注意】電撃大王 2018年 4月号 とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ 第9話

今回は話の終わりらへんでまた心配になったけど、食蜂操析の外伝になっちゃわないよなコレ……。帆風潤子の過去次第か……。まだキャラが弱いから食蜂さんに主役を喰われかねんぞ。

帆風さんが弓箭入鹿と謎のポニテ少女(親友と弓箭入鹿は呼ぶ)に食蜂さんを攫われて意気消沈している場面から物語は始まります。

帆風さんに事件の経緯を説明されて把握した食蜂派閥のお嬢様方2名。

帆風さんから連絡を受けた食蜂さんと行動を共にしていなかった他の食蜂派閥のメンバーは食蜂さんを助けるために現場に急行していたものの、弓箭入鹿以外の常盤台生に能力による妨害を受けて現場に到着するのが遅れた模様。

外部の人間ではなく常盤台生が共謀して食蜂さんを狙ったことに多少なり困惑しているようです。

単に食蜂さんが食蜂派閥以外の常盤台生に恨まれてるのか……はたまた精神操作の能力者による洗脳で操り人形にされているのか……。

経緯を把握したお嬢様の一人は「帆風さん一人で女王を追ってこい」というまるで帆風さんを標的にするかのような犯人のメッセージに若干の疑問を抱いているようです。同じく現場にいたはずの風紀委員(ジャッジメント)の上小が標的にされていないのは能力で透明化していたから? みたいな解釈になったようですが……ボコボコにされてからは演算を維持できずに透明化は解除されてたはずだからそれはないな。

弓箭入鹿の帆風さんへの過剰とも言える執着はたしかに気になるところですね……。

帆風さんは足止めの網のトラップを破るために相当な無茶をしたようです。手のひらが縄で切れて血が出ています。

味方の到着まで時間稼ぎができればいいと思い、先に食蜂さんの安全を確保することを怠ったことを悔やんでいるようです。

そうだね。

小牧ちゃんが一方的にボコボコにされてるのを見て完全にブチ切れて謎のポニテ少女とじゃれ合ちゃったもんねー。

天衣装着(ランペイジ・ドレス)の能力とは多分関係なく頭に血が上りやすいタイプだよね……帆風さん。戦い方に関しても普通は頭突きとかお嬢様はやらんと思う。

「ごめんなさい……」

と涙をポロポロ流して落ち込む帆風さん。

そんな帆風さんの様子を見て励ましのつもりでしょうか?

お嬢様の一人に両手で両頬を挟み込む形で俯いた顔をぐいっと持ち上げられます。そのまま両方のほっぺたをつまんでぐに〜と引き伸ばされて、その後ぱっ、と離されます。

帆風さんはびっくりして「! 」「!? !?」って感じです。

帆風さんは色々と柔らかいんですかね。エクレアの力だよ。

落ち込む帆風さんにお嬢様の一人……口囃子(こばやし)さんは喝を入れます。

「女王が攫われた今! この派閥の女王はあなたでしょう帆風さん! しっかりなさい!」

涙を拭う帆風さん。はー、と息を整えると、いつもの帆風さんが戻ってきました。

「食蜂派閥の威信にかけて女王の捜索と敵の打倒、この二つを徹底的にやる」

と食蜂派閥のお嬢様方に宣言しました。

帆風さんが精神的支柱になったことで食蜂派閥のお嬢様方は軍隊のように統率された行動を取り始めます。

負傷者を病院へ搬送、食蜂さんの端末のキャリアからの追跡、サイコメトリーなどの残留物から思念を逆探知する能力者の確保、風紀委員(ジャッジメント)の協力者に依頼して書庫(バンク)の情報を収集。

こういうの刑事ドラマでよくあるよね。

そんな中帆風さんはなぜ弓箭入鹿が自分に敵意を向けるのか……何か怒りを買うような行動をしたのだろうか?  と疑念を持ちます。

そう思ったのもつかの間、帆風さんの端末に食蜂さんの端末から着信が!

帆風さんは多少訝しみながら「はい…もしもし?」と応対します。

「やっほ〜! 潤子ちゃん!」

食蜂さんの声ですが様子が違います。幽霊ちゃんだと気づいた帆風さんは今どこにいるのか問い質します。

どうやら幽霊ちゃんは光があまりないところにいるようです。スマホの光でようやく……

食蜂さんの豊満なおっp

が見える程度のようです。あまりに豊満なのでテンションが上がりまくる幽霊ちゃん。

帆風さんは電話越しに何をやってるんだと呆れ気味です。  

ともあれ幽霊ちゃんのおかげで食蜂さんのGPS追跡が可能になりました。帆風さんは建物の上を飛んで追跡を開始しました。ん? 鞄を持ってる?

学舎の園を出て第10学区へ食蜂さんを乗せたトラックは進んでいるようです。

第10学区の研究機関が食蜂さんの誘拐に関わっているなら特定次第制圧すべきだとお嬢様方の一人は言い出します。

それに対しもう一人のお嬢様はまず食蜂さんの安全が第一である以上下手に刺激するのは危険だと制します。

現場に急行する際に常盤台生に妨害されたことから、もしかしたら強力な精神系能力者がいる可能性にも言及するお嬢様も。

口囃子さんは主犯格の二人以外は戦力が未知数なのでできる限りの想定はしますが、都度対処するしかない、と締めくくります。

口囃子さんは追跡を開始する前の帆風さんに「とりあえず、これを」と何かが入った鞄を押し付けます。一体何が入っているんでしょうね?

所変わって食蜂さんの身体に憑依した幽霊ちゃんに話の焦点が移ります。

食蜂さんの身体は非常に操りづらいのと帆風さんに食蜂さんの身体で無理をしないようにと言いつけられているのでできることは限られているようです。

立ち上がるだけでも難儀する模様。ダンボールの山に手をかけて無理矢理立ち上がろうとしましたが、失敗。尻もちをついてしまいました。

ダンボールの山が崩れて中身が出てしまいます。

中身は……大量の『インディアンポーカー』

犯罪のにおいがしますね。

荷台の不審な物音に気づいた弓箭入鹿と謎のポニテ少女が確認にやってきました。

幽霊ちゃんはたぬき寝入りをしてやり過ごします。

謎のポニテ少女は崩れている積み荷を不審に思ったようですが、弓箭入鹿は乱暴な運転を運転手にさせたからだと言います。帆風さんと謎のポニテ少女が戦闘したことで多少なり計画が狂ったようです。

謎のポニテ少女は帆風さんの頭突きを喰らって鼻血でジャージを汚してしまったので、ジャージを脱いでウエットスーツのような服を着ています。弓箭入鹿にその格好は身体のラインが出すぎではないかと指摘されますが気にする様子はありません。あまりにガサツな謎のポニテ少女に弓箭入鹿は鼻血の跡を拭いたり、ボサボサの髪を櫛で梳かしてあげたりします。女の子なんだから身だしなみはしっかりしなさいと。お姉様ですな。謎のポニテ少女は多少気恥ずかしいようです。慣れてないんだな。

弓箭入鹿は大量の『インディアンポーカー』を見て一体何に使うのか? と謎のポニテ少女に聞きますが「…さあな」と返されます。

謎のポニテ少女は本当に『インディアンポーカー』の使用目的を知らないのか、それとも知ってて隠しているのか。おそらく後者ですな。

弓箭入鹿はそれ以上の詮索はしませんでした。

そして食蜂さんの身体に触り始めます。

「ちょっと前まではあんなにちんちくりんだったのに、いったいどんな魔法を使ったんでしょう」

上級生だから食蜂さんがまだ幼児体型だった頃も知っているようです。たしか1年くらいで今のスタイルになってるんだよな……謎過ぎるよね。

どうやら弓箭入鹿は帆風さんに本気になってほしいだけで食蜂さんに恨みはないようです。

目的が達成されたら解放してあげるつもりのようですが、後ろで見ている謎のポニテ少女は食蜂さんを解放するつもりはない気がします。

弓箭入鹿は食蜂さんの頬にキスをします。その時、たぬき寝入りをしていた幽霊ちゃんの脇に散らばっていた『インディアンポーカー』から記憶が流れ混んできます。

そこには頭を抱えてうずくまる三つ編みの帆風さん……小学生くらい?

「なぁに? あたま、痛いのぉ?」

泣いている帆風さんの前に現れたのはまだ幼児体型の食蜂さん。

二人の過去に何が……。弓箭入鹿の動機もそこにあるんだろうなぁ。