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【ネタバレ注意】電撃大王 2018年 5月号 とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ 第10話

群発頭痛ってダニエル・ラドクリフ(映画ハリーポッターハリーポッター役の人)が患ってるヤツだよね……。目ん玉の奥から脳みそを針でぶっ刺されたような痛みが昼夜問わずやってくるっていう……。自殺する人もいるらしいから洒落にならんな。今回判明した予想以上に重かった帆風潤子の過去。

冒頭は親友こと謎のポニテ少女が食蜂さんの額に置いてあったインディアンポーカーが落ちていることを不審に思っているモノローグから始まります。睡眠薬を投与したので数時間は動けないはずだと。幽霊ちゃんが食蜂さんの身体を動かしづらいのは食蜂さんに耐性があるせいではなくて単に睡眠薬のせいなのか?

超電磁砲本編の天賦夢路(ドリームランカー)編では語られなかったインディアンポーカーの真の機能。それは夢の『提供者』に対しインディアンポーカーは侵食催眠をかけており、さらに夢の『提供者』からインディアンポーカーが『使用者』に渡った場合、『提供者』が夢を見ている際の脳の化学反応を全て再現することになり、それは侵食催眠の効果も含まれているということ。

侵食催眠にかかったインディアンポーカーの『使用者』は欲望に忠実な獣に変わってしまう。まさに最悪の『洗脳カード』。

要は犯罪を実行する夢を見せられたら犯罪者になってしまうみたいな話かな? なんか侵食催眠って言葉は聞き慣れないですね。強制催眠みたいな? 現実の催眠は本人の意思とは反することを強制できないはずなので……夢の中で犯罪をしてしまう可能性はあるけど、起きている時は理性が働いて犯罪はしません。

インディアンポーカーには危ない側面があるものの、謎のポニテ少女は正直あまり興味がないようです。

私はただ使命を果たすだけだ、と。

そういえば謎のポニテ少女はどのサイドに該当するんでしょうね。

禁書は旧約全巻と新約の最初のあたりまでしか読んでないので……超電磁砲本編は全部読んでるんですが。

基本は魔術サイドと科学サイドに大別されますが、新約から忍者サイドが出てきているのは知ってます。

帆風さんとの戦闘の際にクナイを使用していたので、忍者サイドの人間ではないかと考察していたサイトがありました。使命を果たす、とかそれっぽいことを言いはじめたので当たってるのかな?

一方幽霊ちゃんはインディアンポーカーから流れ込んでくる記憶の海に落ちていきます。一体誰の記憶なんでしょうか?

「ようこそ! 私たちの研究所(クラス)へ!」

小学生高学年くらいの弓箭入鹿抱きつこうとする幼女二人。

びっくりした様子の弓箭入鹿。

「こ〜ら☆ 驚かせちゃだめよお」

幼女たちは弓箭入鹿に抱きつこうとする直前に何らかの装置を介した能力で身体の動きを操られて抱きつくのを阻止されます。

幼女二人を操ったのはゆるくウェーブがかったセミロングの中学生くらいの女性。食蜂さんとは髪型が違いますが目にキラキラした星模様があります。

弓箭入鹿に握手をして挨拶を済ますと「来る子は二人だと聞いていたのになんで一人なのか?」と弓箭入鹿に聞きます。

弓箭入鹿はやってきた扉の方に目を向けます。

「ううう、待ってぇ」

「入鹿ちゃぁん、一人にしないでぇ…」

物陰に隠れていたのは小学生高学年くらいの弓箭猟虎

超電磁砲本編で上半身と下半身が分離する前のフレンダと戦って敗れた無能力者です。

弓箭入鹿との関係性は妹ではなく、なんと姉。

社交性のある妹と、かたやコミュ障すぎる姉。

ちょっと泣けてくるわ……俺自身を見ているみたいで。我が家は兄(俺)と弟ですが。

ゆるくウェーブがかったセミロングの中学生くらいの女性の名前は蜜蟻愛愉

たしか新約で食蜂さんと戦ってたような……禁書の方は真面目に追ってないからうろ覚えですけど。

「ようこそ、『内部進化』(アイデアル)へ☆」

蜜蟻愛愉に案内されて『内部進化』の中に入っていく弓箭姉妹。

そこで弓箭入鹿はついに出会います。小学生高学年くらいの帆風潤子に。

帆風さんは壁に背中を預けて額に手を当てています。一見するとただの中二病患者に見えるのが辛いなコレ。

弓箭入鹿は帆風さんに挨拶がてら握手を求めますが……。

「それ以上、接近してはいけません」

鬼気迫る表情で帆風さんは弓箭入鹿に警告します。

「わたくしは『害する者』、キズモノになりたくなければーー」

ズキン

「鎮まれ……鎮まるのです……」

頭を押さえてフラフラしだした帆風さん。

壁にもたれかかった瞬間。なんと壁にヒビが!

「……また…やって……」

頭を押さえながらどこかに行ってしまう帆風さん。

弓箭入鹿は呆然。

蜜蟻愛愉はいつものことなので気にしないでと言います。

帆風さんはたった2ヵ月で異能力者(レベル2)から大能力者(レベル4)になったのだと蜜蟻愛愉は言います。だから帆風さんはみんなの憧れの存在だと。

帆風さんの身体能力を測るテストを弓箭入鹿は見学しています。

パンチ力を測定する機械のようですが、一発殴っただけで壊れてしまいました。

研究者曰く大型トレーラーの衝突にも耐える仕様の機械だったようです。もはや出力だけなら超能力者(レベル5)級ではとも。

弓箭入鹿は蜜蟻愛愉からこの『才人工房』(クローンドリー)第三研究室……『内部進化』では超能力者(レベル5)を輩出したこともあると耳打ちされます。

私も帆風さんのようにいつかーー!

弓箭入鹿の純真な想いとは裏腹に帆風さんはかなりヤバイ状態のようです。

頭を抱えて座り込み、ついにはふらついて地面に倒れてしまいます。

そこにやってきたのは食蜂さん。

帆風さんを心配している様子です。

帆風さんは力ない声で警告します。近づくなと。

警告を無視して食蜂さんは帆風さんに額を合わせます。

倒れている帆風さんの手元をふと見ると地面を掻きむしった跡が残っていました。

研究室の他の仲間に危害を加えないように必死で堪えていたようです。

食蜂さんは能力を使って感覚を同調させます。

ずぐんっ

な…にこれぇ…!?

食蜂さんの顔が険しくなります。

帆風さんを苦しめていたのは脳血管の異常拡張が引き起こす群発頭痛。ヤベーよ!

感覚を同調している食蜂さんはこんな痛みを毎日感じていたら正気を保てている方が不思議だと感心します。

洗脳で痛みを抑え込むことはできるがそれでは患部の異常がわからない。さらに危険を冒してでも深く同調すべきか……と食蜂さんは考えますが、それよりも万が一今この時に帆風さんが暴走したら、自分は簡単に死んでしまうという事実を天秤に掛けて、食蜂さんは帆風さんを洗脳して痛みを和らげる方を選択します。所詮は洗脳なので頭痛の原因がなくなったわけではありません。

洗脳によって痛みがなくなった帆風さんは食蜂さんにお礼を言おうとしますが、食蜂さんは貸しにしておくと言って颯爽と立ち去ります。

食蜂さんは『外装代脳』(エクステリア)計画以外には関わらないと決めているようです。

しかし帆風さんを見ていたらあまりに他人事だとは思えなくてつい助けてしまった。

根っからのヒーローですよね……食蜂さん。

『内部進化』の実態もロクなものじゃないと察しつつも食蜂さんはこれ以上深入りするつもりはないようです。

視点が変わります。

幽霊ちゃんはこれまでの記憶をずっと俯瞰していたみたいです。あまりに色々なことが起きすぎて頭がパンクしそうになっています。しかしコレは誰の記憶なのでしょうか?単一の人物の記憶にしては様々な人物の動きを把握できすぎている。

他人の考えたこともわかるし謎が多いです。

考え込む幽霊ちゃん。すると幽霊ちゃんの頭の中で妙な知識が浮かんできます。

水分接触がトリガーとなり発動する力

おそらくは読心能力の一種で

一致した記憶を引き出せたのはたまたまその記憶が対象に表在化し

パッと思い浮かんだのはDTBの銀みたいな能力ですな。観測霊。

幽霊ちゃんは思考中に浮かんできた妙な知識をよく理解できなかったようです。なんか禁書のインデックスみたいに記憶を封印されてるのかな幽霊ちゃんは。

ここで幽霊ちゃんは天井から誰かを見ている記憶であることに疑問を持ちます。過去の記憶を辿っているということは誰かが天井から見ていたということ。一体誰の記憶なのか?

視点が変わります。

女性研究員と顔が見えないですが、天井から見ていた能力者の少女。

才人工房の様々な場所を能力で見て回っていたようです。どうもれっきとした能力開発の一環らしい。

「優しいなあ。操析ちゃん」

食蜂さんの善行を見ていたようです。なんか髪型が幽霊ちゃんに心なしか似ているような……気のせい?